【回答】
さて、人間にとって空気と水とどちらが大切でしょう。どちらかを選べ、と言われたなら、あなたはどうしますか?
そうなんです。どちらかを選べと言われてもできないのです。つまりは愚問を投げかけられているのです。きっと、投げている側は、そのことに気がついていません。自分の都合しか頭にないのです。そこが最大の問題ですね。
まず、彼女には、選ぶのではなく、順番を決めることを提案してみてください。「キミが一番だよ」ということを何度も繰り返して言ってください。彼女の耳にタコができるくらい何度もです。口が酸っぱくなるくらいにです。彼女の耳にできたタコが酢ダコになるくらい繰り返してほしいものです。
彼女の耳が酢ダコになったら、今度は「ぺろたんは2番」と言ってみてください。酢ダコ耳はきっと柔軟性があるので、あなたの言葉をやさしく受け止めてくれるに違いありません。「わたし、今までヘンに誤解していたのね」とやけにモノわかりがよくなるかもしれません。酢ダコだけに、言葉を噛みしめてじっくりと味わうことができるようになったのですね。いい耳になったと思います。こんな耳で聞いたなら「いっしょに旅行へいこう」といってもOKが出るに違いありません。大成功! というわけです。
彼女が患ったような「どちらかにして症候群」は、昔っから日本人が患ってきた風土病の一種です。さまざまな医療的努力でツツガムシ病がほとんど皆無となったように、「どちらかにして症候群」も撲滅の方向に進むといいな、とわたしは生まれてからこのかた、ずっと願ってきたものでした。その努力の結果、編み出したのが上の「耳酢ダコ作戦」にほかならないのですが、画期的な効果をあげるまでにはいたっていません。残念なことです。が、あきらめずに、ひねくれずに日々努力していこうと思っています。会社経営さんも、ぜひがむばってください。陰ながら応援しております。
ところで、40年近くいっしょに暮らしている「ぺろたん」をぜひ見せていただきたいものです。というか、匂いフェチの王敬寓としては、どんなカオリがするのか、確かめたいものです。お返事よろしくお願いします。あ、シャレじゃないですから。マジっすから…。
王 敬寓