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天満界隈の暮らし情報 |
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更新日:2008/4/24
投稿者:「天満スイッち.com」
王敬寓のスっぽい悩み相談所★第22弾
アナタのお悩みに、言霊師・王敬寓がお答えします |
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【お悩み】 私は牛丼が大好きです。それも「吉野家」の牛丼に限ります。真っ赤な紅ショウガを山盛りにのせ七味をかけて、というのを頭に描いただけでヨダレが出てくるほどです。いったん「吉野家の牛丼が食べたい」と思ったら、居ても立ってもいられません。夜中だろうと早朝だろうと、営業で商談中だろうと会議中であろうと、もうそのことに頭がいっぱいで、吉野家の牛丼を食べるまで落ち着くことができません。
そんななか、会社からインドのワーラーナシーというところへ単身赴任することを命じられました。ところが、ワーラーナシーはヒンドゥー教の聖地の一つ。もちろん、吉野家は出店していません。妻子5人の生活と家のローンを抱えた身で会社の命令に背くわけにもいきませんが、かといって吉野家の牛丼が食べられない環境へ赴くのは、想像しただけで胸が痛みます。すべてがうまく行く解決方法はないものでしょうか? (37歳、プラント設計技師)
【回答】 そうですか、ワーラーナシー赴任ですか。しかも単身で。これは、きっと、「修行してきなさい」というご神仏の思し召しかもしれませんよ、プラント設計技師さん。
まず、このワーラーナシーという町ですが、インドのかなり内陸部つまりヒマラヤの麓に位置していて、かつてはイギリスの植民地時代につけられた「ベナレス」という名で呼ばれていました。とても古い歴史を持っていて、紀元前6世紀頃から栄えていた町のようすが『マハーバーラタ』という叙事詩に記述されています。
この町にはある伝説があります。それは、“ワーラーナシーのガンガー(ガンジス川)近くで死んだ者は、輪廻から解脱できる”というものです。そんなわけで、ワーラーナシーまでやってきて、ひたすら死を待つ人が少なくないそうなのです。
そう、この町には「輪廻から解脱させる力」が働いているのです。ブッダは説きました。「固執することなかれ」と。どうでしょうね、プラント設計技師さん、あなたは、「牛丼」なるものに固執されていませんか。その欲望を滅尽することなしに、解脱の道はありえません。だからこそ、ワーラーナシーへの単身赴任は、解脱への道を進むように、との神仏の声に違いないのです。「もう、吉野家の牛丼のことはお忘れなさいませ」というメッセージなのでしょう。この存在を忘却しない限り、あなたは何度もこの世に生を受けて、牛丼地獄をさまよい歩かなければならないのです。
ワーラーナシーに到着されたら、まずガンガーで沐浴を。これで、まず10日間は、何も食べずにすみます。いや下から流れ出るばかりで、上からは何も受けつけないという状況に陥るはずです。少しお腹は痛いかもしれませんが、「牛丼」を忘れるために必要な痛みです。解脱する過程には。苦痛はつきものなのです。10日ほど水のような排泄を経験したあとは、「牛丼」なんて頭の中から消えてしまうことでしょう。解脱したのです!きっと、帰国したら「牛丼という文字を見るものイヤ」みたいな心境になっているかもしれません。それほどに「解脱」のパワーはスゴいのです。
あ、そうそう、ワーラーナシーでは、子どものおみやげ売りには気をつけてくださいね。流暢な大阪弁で「まけてまっせ」なんて言い出すのがいるらしいのです。親近感を覚えて、ついつい買ってしまう人が続出していて、国際問題化しそうな勢いだとも聞きます。くれぐれも、お気をつけあそばせ。
王敬寓
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